2005-01-01から1年間の記事一覧

卵という舟

世界。 言葉の由来は知らないが思想上ではとてつもない力があるようだ。 この言葉一つでなにが説明できないのだろうか。 すべての物事がこの言葉一つで丸くおさまってしまう。 私が描く世界のイメージは球だ。 透明で粘性のある水中生物の卵のような球の な…

避けがたい感覚

美的感覚というのは時に残酷だと思う。 同じくらい愛情を向けてくれる子供達に対してすら感じてしまうものだ。 どんなに幼くてもそこにはすでに生来の美というものが備わっている。 ある時、私はそれを実感した。 自分によく懐いてくれる子供よりも、ほとん…

つづれ織

日々、心に留まることを記録をしていく。 それは形を整えるのではなく断片的でむき出しのままに綴られる。 1つ1つは小さな端切れであるかもしれない。 しかし素材はまぎれもなく本物である。 私の拾ってきたものを継ぎ合わせたらどのような衣ができるのだ…

定まらない形

伝えたいことがある。 それは確かに感じるのだがそれを形にすることが出来ない。 自分自身それに納得していないこともあるし、 それを形にするにはかなりの労力を必要とするだろう。 少なくても今の自分の力では。 だれかれかまわずにそれを伝えることは考え…

2005/10/12

道を歩いていると独特の癖のある匂いがしてくる。 カリッという感触と共に何かを踏みつぶしてしまった。 落ちているイチョウの葉は黄色い。 ・・ああ、今年もこの時期になったのか。 前から歩いてくる人は松葉色のカーディガンを羽織っている。 フードをかぶ…

繋がり

以前よりもずいぶんキーボードが汚れている気がする。 ホコリや垢が目立つから気のせいではないだろう。 でも、使えば使うほどなじんでくる、といった道具でもないのでそれほどの感慨はない。 鉛筆などとは違って時を経ても使えるというものでもないし。 そ…

秋いっぱい

ここ二週間くらいで急激に外の温度が下がってきたようだ。 毛布を出した。タオルケットはまた来年。 ああ、でも今の家は今年で契約終わりなんだ。 寂しいな。 どのくらい記憶に残ったかなぁ。この部屋。 入ってきた頃が懐かしい。 物が少なかった。 最初の年…

ネット付き合い

ブログという形式によって簡単にコメントが出来たり、トラックバックを出来るようになった。 でも私にとって現実にそれが簡単にできるかというとそうではない。 それはもう形式的な問題ではなくて意識的な問題である。 自分のIDで他所にコメントやトラックバ…

夢の感じ

ちかごろ寝てばかりいる。 だから夢をたくさん見ているんだろうけど、どうにも思い出せない。 いっつも起きた瞬間に、霧が晴れていくようにサーッと消えてしまうんだよなぁ。 でも、起きたときになんだかいい気分のことが多いので、 わりと楽しい夢ばかり見…

自然への目

最近私はこのような日記を書いていて、 毎日周りの自然の変化に注意するようになった。 季節というものも、今までより細かい枠組みで捉えるようになった。 また、季語や自然にまつわる言葉を書き出すたび はるか昔の人たちのことを思い浮かべてしまう。 彼ら…

光を切る

上原ひろみの少年性

深夜、テレビに上原ひろみがでていた。 相変わらずのキャラクターで、私はそんな彼女の存在自体がその演奏とともに大好きである。 自由奔放というか、とにかく明るくて純粋そうなところにとても惹かれる。 ところで、彼女の曲のなかで私が好きなものも、それ…

小さな鼻

二日風呂に入らないと体から匂いがしてくる。 古い皮脂が残ったままで、体が油っぽい感じになる。 取り替えていないシャツからも同様の匂いがする。 髪はしっとりとして無造作にかわったクセがついている。 自分の匂いは嫌いではない。 むしろ二日くらい体を…

CM Music

月桂冠のCMの歌声を聴く度、ついテレビに集中してしまうということが何日か続いた。 さっき聴いて、あれっ、この声って、と思い検索をしてみたら、 なんと安藤裕子が歌っていた。 本当にこの人の歌は私の琴線に触れる。 一度会ってじっくり話をしてみたいほ…

知らない色

テレビによって家に居ながら世界の国の人々のことをいくらかは知ることが出来る。 しかもアンテナを張って注意深くしていれば思ったよりいろいろな情報を得ることが出来るのである。 私は、旅番組や外国語講座を好んでよく見る。 そういった番組は、報道ニュ…

墓参り

先週の彼岸は家族で墓参りに行ってきた。 母方の祖父母の眠っている墓である。 例年私はお盆にしか行かないが、今年はたまたま実家に帰っていたので行くことに。。 昼頃に霊園に着く。 墓の掃除をして、お供え物を置き、花を生け、ろうそくを立てて、お参り…

浅い眠り

真夜中に目が覚める。 一度眠りにつくとなかなか起きることはない質なので、珍しいことだ。 だが、こういうときはいつもあまり気分は優れない。 大概、次の日やらなきゃならないことで頭を悩ませていたり、 夜更かしがたたって生活リズムが崩れているときに…

今日を生きよう

サニーデイサービスのアルバム『24時』の三曲目のタイトルだ。 パソコンのすべての曲をシャッフルにかけて流していると、この曲が聞こえてきた。 二年前くらいには狂ったようにハマっていたが、 ここしばらくはまるで忘れ去ったかのように聴くこともなかっ…

途中

途中、途中、途中・・・ なにかの漫画でこんな台詞があったような気がするが、 ちょうど今、私の心の中ではこの言葉が連呼されている。 一つの物語があったとして、今の自分が置かれている状況は ちょうど中盤あたりにさしかかったところかと思う。 訳も分か…

実行

やる。 今まで逃げてきたことの半分でも、逃げないで立ち向かえばなにかは変わるはずだ。 挑戦という言葉も自分の辞書の片隅に記されているはずだ。 はっきりいって自分の能力に自信なんて持っていない。 自分を本当に追い込んだこともないし、それすらも目…

半分寝ている日

起きた瞬間にとりとめの無い形となってしまういつもの夢の真っ最中、 突然どこか遠く彼方からけたたましい騒音が響いてきた。 夢か現実かどちらかわからないほどのまどろみのなか なんとかそれが携帯のバイブ音であるとわかる。 着信表示を無理矢理開いた片…

現在地点

しこしこと毎日なにをいいたいんだかわからんブログを更新し続けている。 気づけば167歩もの足跡を残しているということに本当に驚く。 さしたる内容がない文とはいえ、もともと文章をほとんど書くことのなかった 自分にしてみればこれまでの軌跡はそれなり…

日記は何時に書くか

最近ブログを更新していて感じたことなんだが、 文章はそれを書く時間帯によってその内容に違いがあるのではないだろうか。 なんだか自分でパソコンに向かっていても、 その時間によって感じる気分が変わってくるような気がするのだ。 わかりやすいのは深夜2…

自分の部屋

たまになにかの拍子に、いつもの自分の部屋がふと客観的視点を持って見れることがある。 客観的視点というと堅苦しいなぁ。 感覚的に言うと、今まで自分がいる世界としてなんの疑問も持たないでいた部屋が、 なんらかのきっかけによってそれが外の世界から見…

ユートピアからの脱走

携帯の電源を切る。 このボタンひとつで済む操作が心に与える意味は思っていた以上に大きい。 またそれは現実の生活に対しても思いがけぬほどの効果がある。 たったこれだけのことで頭に取り憑いていた電話の向こうの人間を消すことが出来るし、 事実、電話…

からっぽ

やらなくてはならない仕事に手を付けていないまま締め切りを迎えようとしている。 無意識に頭痛がして圧迫感を訴え出す。 ずるい身体だ。 身体に染みついたダメ人間特有の反応が次々と連鎖する。 なすこともせず、あきらめの時に達するやいなや、なにもかも…

162歩

[ひとりごと]徹底した自己語り えーと昨日、一昨日といつにもまして自己語りをしてきたんだけど、 我ながらなんともぶっちゃけているなぁと感じています。 なんとなく最近のブログの流れを壊してしまいたかったというのもあって あんな文章を書いたってのも…

いいわけ

以下は俺が何ごとにも積極性がないということについての勝手な言い分。(昨日のつづき) とにかく物心がついたころから人前にでるのが生理的に苦手だった。 家族や仲の良い友達以外の人間と接触するということは、俺にとって常に一大事件だった。 久しぶりに会…

消極的姿勢

俺の人生のなかで一番問題となってきたことなんじゃないかと思う。 ことあるごとに自分の積極的姿勢のなさを自覚してきた。 小学校、中学校といつももっと積極的になれみたいなことを通信簿に書かれた。 たしかに小学校では問題に対して手を上げて発表するこ…

キンチョール~INSECTCIDE

すこしだけすずしくなったのか、蚊が増えてきたようだ。 さっき寝てる途中、なんかかゆいなぁと思って起きたら蚊に食われていた。 そいでキンチョールを部屋に噴射。毎度お世話になってます。 キンチョール〜ハエや蚊に、シューッとひとふき。 「キンチョー…