せみが鳴いた.


ついに蝉が鳴いた.昨日の朝方,ジジ,ジ,ジジという音が
窓の向こうから聞こえてきた.
今年はじめに聞いたその声は,まだ大人しめで,初々しくて小さな声だった.


それも最初のうちだけで昼ごろにはすでに耳鳴りのような立派な鳴き声をあげていた.
それに呼応するように,日中は明らかに日差しが強く,強烈で,夏の訪れを感じさせた.