『EMOTIONS』 MARIAH CAREY

Emotions

Emotions


アルバムのタイトルにもなっている曲。
この曲が持っているエネルギーは、どんな聴き手をもを強引にはじけさせてしまう
くらいの強さを持っている。
マライアの太陽のような明るさと天まで突き抜けるような歌声はひたすら気持ちよく、
本当に空高く飛ばされてしまいそうだ。
まさに英語でいうemotionという言葉がぴったりなんだと思う。
感情が生む心の高鳴り。
ここまではじけられるのはやっぱりアメリカの持っている明るさのような気がする。


91年に発売されているが、確かに90年代の音だ。
ドラムやシンセサイザー等使っている自体は80年代によく聴かれたものと同じだが、
そのアレンジのされ方が完全に変わっている。
それまであった音の味付けのクドさがなくなり音に透明性が増している。
全体にシンプルで洗練された構成となっているという印象だ。


そのemotionでひとつの時代を突き抜け、新しい時代の幕開けを飾った曲なのだと思う。