望むもの

hygrometry2006-02-07



名のある人物ややり手と言われるひとの話を聞いていると
いつもその人達のエネルギーはどこから来るのだろうと思ってしまう。
彼らを突き動かすその源となるものはどうしてそれほどまでのものなのだろうか。
同じ人間として少し理解できないところがあるというのが本音だ。


というより、同じ人間なのにどうして私はこんなに何ごとにも
力を注いでやっていけないのかということに疑問を感じる。
圧倒的に注ぎこむエネルギーが違う。


言ってしまえばそれが持って生まれた器の違いだということ自分でも理解は出来るが、
それにしてもなんでこれほどまでに違いが出るのだろう。


私は確かに夢らしい夢もない。
壮大なことを実現させてやろうということも考えていないし、
どちらかというと特になにかしてやろうという意志がない。
もし女性の前でこんなことを言ってしまったら、
なんて魅力のない男なのだろうと思われてしまうかもしれないが、
本音がこうなのだからどうしようもない。


今の若者はハングリー精神がない、覇気がないとよくいわれるがまさしく私がそうだ。
腹も減っていないし、誰かに戦いを挑もうという気概もない。


十分に今が満たされているからなのだろうか。
世間一般でいう恵まれたお金や人間関係を得ているわけではないが、
たしかに今私は十分に幸せだとはおもう。


そしていつもここらへんで考えがつまってしまう。
はたして今自分が感じている幸せや満ち足りている気持ちは本当のものなのだろうかと。
他の人との比較が出てきてしまう。
だれにでも胸を張っていえるのかということも考えてしまう。


ただこういう考えも普段生活していてそう長く考えることでもないので、
やはり今に満足しているということはいえるのかもしれない。
なにか釈然といない気分があるようにも思えるが
それがこうやってここに文を書いている理由のひとつでもあるんだろう。