『Clap Your Hands』A Tribe Called Quest

MIDNIGHT MARAUDERS

MIDNIGHT MARAUDERS


アルバムの9曲目におさめられる曲。
とにかく曲のかっこよさにしびれている。


私にはこの曲の魅力をうまく伝える音楽知識と
言葉は到底ないが少しでも伝わるようにもがいてみる。


ATCQとこのアルバムはHip-Hopの歴史の中でもかなり重要な位置を占めるらしい。
具体的になにがどういう風に重要かはわからないけれど、
この曲がなにかものすごい音楽的可能性を持っていることくらいは私にもわかる。
ものすごいシンプルでありながらも噛めばかむほど味がある。


絶えずタイミング良く切り込まれるスクラッチと求道的にすら聴こえるラップ。
ビートは朴訥に鳴り響き、曖昧で余韻を残すシンセサイザー音?が添えられる。
とてもシンプルな構成だがまったく隙がなく曲としての強度がものすごい。


もう病み付きだ。
なんなんだろう、このかっこよさは。
全然関係ないけどサッカー選手で例えるなら、
デコのようなインテリジェンスをもった美しいプレーをするような存在か。
キラキラしたかっこよさじゃないんだけど、
唯一無二の孤高な存在というか。


とにかくかっちょいーです。ジャケットもすばらしい。


ひとつ悲しいことは私にはこのラップを理解する英語力がないことだ。
内容を理解したらまた印象がかわるのかなぁ。