手書きとパソコン

hygrometry2005-07-18



すっかりパソコン上で文をかんがえて打ち出すことが普通になってしまった。


2年ほどまえまでは一度手書きで文章を考えてから
ワープロソフトで編集していたのだ。
すべての作業をパソコンに以降していった理由は、
単純に作業のスピードアップだ。
一度書いてしまった文章をワープロソフトでわざわざ打ち直すのは非常にめんどうだし、
ひとつこうていが多くなる。
これが第一の理由だと思う。


また複次的な理由として漢字がすぐに思い出せないということもある。
思いついた文章に対する漢字が思い出せそうで思い出せないということが多いのだ。
そこで辞書を引いて字を調べるという手間を省略することの出来るパソコンは
自分に取って非常に重宝するものなのであった。


今日なんでこのようなことを書いているかというと
手がきとパソコンの直接うちだしとで自分のアイデアや想像力が
どうかわるのかということに興味がわいたからである。
そしておれの中での仮説はパソコン上では想像力が大きく制限されてしまうのではないか
というものである。


それを証明するのはむしろ手書きの優位性を示すことの方が早いと思う。
手書きがパソコンより上回っていることは文字通り手で字をかいて考えるということだと思う。
おそらく頭の中にある膨大な文字をアウトプットするという作業はなにかを考えるという
作業において脳をより活性化させるのではないか。


手が最もはんようせいのある人間の体の部位ではないかと思う。
だからなにかを考えるとき手を利用して考えるのは人間にとって
最もあたりまえのことなんじゃないだろうか。


考えるという段階ではこのように手書きのほうがやはりよいのだと思う。


しかし、ついそれをさぼってパソコン上でのみ考えをまとめるということが
多くなってしまうのが、今の自分の悪いところだと思う。


ブログはブラウザ上で考えながらすいこうもあまりせずにアップする
というのが俺の中でもある種のポリシーをもってやってきたけれど、
やっぱりそれでは面白いものをかけないように思ってきた。


どうしても発想の視点にひろがりがない。
どうも自分の内面のほうに目がいってしまう。


今日はそういうこともふまえて久しぶりにメモ帳に手書きで文章を書きました。
ベッドによこになりながらゆったりとした気分で書き進めるのは、
どこか気持ちのよいものです。


今度は河川敷でも歩きながら考えてみようかと思う。