手遅れ?


大きな流れに乗るのはむかしから怖い。
そんな気持ちをじらし続けてここまできたけれど、
もう完全に決別してしまいたい気分だ。
群衆の大きな力は雪崩のように押しかかり、
のみこまれて窒息してしまいそうだ。
もうどうしようもない状況で、ただぼんやりと目の前をみている。