破いたノートの行方


ここの方向性について思うことがあるんだが、
どうもアタマが働かないので、あとで書こう。


一夜明けてここに書き込むのは久しぶりである。
人間って真夜中は寂しいのかなあ。
深夜に書かれている内容にはその多くに孤独を感じる。
僕の場合は、たったひとりモニターに向かいながら、
孤独である自分という存在を見て欲しいと感じているのだろう。


ノートの端に書きなぐった思いは、絶対に誰にも見られたくない一方で、
それを優しい心ですべて受け入れてもらいたいという欲求も存在する。
男の僕に取っては、母を求める行為に似ているかもしれない。


しかし、多くの場合そこに書かれたものは傲慢な欲求である。
他人を受け入れることなしに自分を認めてもらおうという行為が多すぎる。
必死の思いで見せてみたあげくこういうことに気づくだろう。
永遠に交わることのない、平行線である互いの存在ということに・・・


自分が今していることは、書きなぐったノートを破り、わざわざコピーした
何千枚もの複製を都市の上空からばらまいている行為にすぎないだろう。


そこに求めるのは自己の精神的安静とみえないものに対する希望である。


自分には何もないということしか言うことがない人間の悲劇だと思う。


ただそれでも自分という存在を確認したくてしょうがないのである。


ずるい人間だとおもう。