00s

hygrometry2005-02-17


00sって何と読むのでしょうか。90年代といったように、言いようがないので、例えば2003年を振り返る時は2003年と省略しないでいってしまいます。95年といえば1995年とすぐに連想するのですが、今はそのような言い方は無いような気がします。
 
そうこういっている間に00sも5年が過ぎ去ってしまいました。いったいこの5年はどういう時代だったのでしょう。

まず2000年は、オリンピックによる女性の活躍が記憶に新しく残ります。マラソンの高橋選手をはじめ、国にとらわれず、自由に、伸びやかに自分の目標を達成する新しい女性のありかたが示されてきたのではないでしょうか。しかしそれとともにバスジャック事件のように男性の軟弱化、幼児化が進んできているように思います。もはや凶悪な少年犯罪は日本全体に蔓延してしまった病気であると言ってしまってもいいのではないでしょうか。
そして01年には、ニューヨークWTCをはじめとする、イスラム過激派によるテロが完全に世界に認知されることとなりました。02年に行われた日韓共催WCにおいても厳重な警備体制が当然のようにとられたのは、もはや懐かしい事実となってしまった感があります。
03年はなにがあったのでしょう。申し訳ありませんが、私自身ずっと眠っていたのかあまり思い出せません。
04年は官による不祥事とトヨタの経常最高利益などによる景気の回復が記憶に新しいです。

05年もすでに二ヶ月が過ぎようとするところです。00sのあと5年、いったいどのような時代となっていくのでしょうか。私が思うのは、国と企業との関係のありかたが再構成されていくのではないかと思います。もはや国はそのビジョンが企業と違う方向に向かっているとおもいますし、個人もその未来へのあり方が信用できるものではなくなっているでしょう。というよりもインターネットという場の出現によって、個人は新たな発言の場を獲得し、それによってコミュニティーを構成する要素は国によって統制することが出来なくなったのが現状でしょう。

00sの今後5年、みなさんにはどのような出来事が待ち受けているのでしょうか。きっと一人一人、全く異なる未来が待ち受けているでしょう。
けれども、それぞれが過ごす日々は、時代を正確に映し出す鏡として存在するでしょう。