プロフィール


だれも気にしてないと思うけどプロフィールのとこの写真のこと。
自分の車ではないです。
いまは亡きじいちゃんの買った車で、泣く泣く一昨年スクラップに。。。


なんと俺より年上だったんだよ。たしか25年物なはず。
ステアリングは径がトラックみたいに大きくて、もちろんパワステじゃないから信じられんほど重い。
ギアは4速で、100km/h過ぎるとキンコンカンコン鳴り響く。
ミラーは懐かしのボンネットの前の方についたやつ。
運転席からメカで角度を変えられるのは子供のころすげーかっこいいとおもった。


もう10年以上前から古い車とみなされるくらいの車種だろうけど俺はなんか好きだったなぁ。
内装も今のような感じではなくてちょっとした味わいがあった。
ラジオは機械式のスイッチを回してアナログの目盛りを合わせるやつ。
下の方には一枚一枚小銭をいれるスリットが10個くらいあるのがまた粋。
ばあちゃんが車の中で煙草を吸われるのが大嫌いで、
灰皿にはいっつもガムの箱が詰め込まれてたんだよなぁ。
この車の思い出は、いつもあのブルーベリーガムの匂いとともに浮かび上がってくる。


こんな風に書いてるとあたかも俺が運転したかのように思われるけれど、
実は一度も運転はしていない。
廃車になったのは俺が免許を取ってすぐだった。
プロフィールの写真は工場行きの1日前に撮ったもの。
実はこの写真をとったときやろうとおもえば運転できた。
しかし、そのときなぜかそれをしなかった。


今思えばなんでこんなに愛着があった車なのに運転しなかったんだろう。
自分の運転がそんなに怖かったのか?べつに人を乗せて走るわけでもないのに。
どうも俺は大事な時にぼーっとしてしまう性分で、昔から自分自身イヤイヤしている
ホントまったくもってアホなやつだとしか言いようがない。