テロップ


テレビを見ていて、バラエティやお笑いで過度にテロップを用いているのではないかと感じる。
ちょっと押しつけがましく感じることもある。
要するに自分としては、別に言っている内容は自分で解釈するからわざわざ文字にして欲しくない。


近年同じようなことを日常のいろいろな場面で感じる。
なんでも説明しすぎというかこちらにいったん考える暇を与えてくれない。
投げ掛けた問題に対する答えが考えるまもなくあっという間に返ってくるのは驚きすら覚える。
そこには何だかけっこう情報操作的なものも感じてしまう。


自分で理解に行き着く前にその仕組みや成り立ちを先に種明かしされることが多い。
しかも厄介なのがそれに慣れてしまうと悩むという行為がおっくうに感じてしまうことだ。
なんでもあらかじめ答えが用意されていると思ってしまう。


自分でなにかを作り出そうとしてみると想像以上にその行為は手間がかかるということがわかる。
それは自分で答えを見つけだすまでの苦労がその行為のほとんどだからである。
すでに分かり切っていることをする工程はその中のごくわずかな部分だ。


人からメッセージを受け取ったとき、その解釈の仕方は人によって千差万別だ。
相手の意図することを受け取る人もいるし、全く意図しないものを受け取る人もいる。


テレビとはいえもっと演出を控えてもいいのではないかと思った。