見るクセ


なんか思うことがないのでサッカー。


ビデオで録画した試合をみていた。
相手の目線でみようとギリシャの選手を中心にみようとした。
しかし、それはおもいのほか難しいことだとわかった。
見ているうちに、どうしても日本の選手を主体としてみてしまう。
やっぱり一方向からしか普段見ていないんだと思った。


ギリシャの視点に立つと日本の特徴がよくわかる。
普段見慣れている選手のプレイがどういう風に相手に見えているのかを体験するのは面白い。


日本の選手は、とにかくすばしっこくてボールをもてばすぐに素早いチェックに来る。
そしてまとわりつくようにして足の隙間からボールをつついてくる。
奪ったあとは近くの見方にショートパス。
みんなよく走るのでボールをまわされると厄介だ。
そして中盤の選手は本当に巧みにボールを散らしてうまいパスワークをする。
中盤の選手は創造性にあふれている。


巧みなパスの行き先はフォワードだ。
彼らも細かいステップワークで捕まえづらい。
スピードに乗ってペナルティエリアに入ってきた。
しかし、なぜか彼らはそこまでの美しいリズムを自ら台無しにしてくれる。
どうしてそのリズムでシュートを打ってこないのか。
本当によくわからない。
なにはともあれもうけものだ。


といった感じだった。
中盤の少ないタッチでのパスワークとそこから前線への狙いは本当に創造的である。
これは周知の事実かもしれないが、相手目線に立つことで本当にそれを実感できたのがうれしい。