普通に思うこと


それまで信じられていた概念が覆されることはたびたびあることだ。
すぐに思いつくところでは、天動説がわかりやすい。
地球が中心となり天空がその周りを動いているという考えは、
当時、何ごともなく生活していれば何の疑いも無く受け入れられるだろう。
少なくとも自分なら間違いない。


そもそもそんなことにいちいち思いを馳せているだろうか。
おそらく「そんなのどっちでもいいよ。」とかいってそうなものだ。


という考えに思いふけっていたらなんだか自分がつまらなく思えてきた。
自分の想像の及ぶ範囲の物事は発見し尽くされたという考えがどこかにあるのだと思う。
そして勝手に世界を退屈なものと見ている自分がいる。
新たな発見に心をかき立てる感性は消えかかっているようだ。


天動説なんてスケールの大きなことを覆す考えでなくてもいいから、
日常にありふれる些細なことになにか新しい概念を発見してみたいものだ。


トリビアみたいな発見じゃなく概念の発見を。